ラブラドールレトリーバーは、
世界で最も飼育頭数が多いとされる、人気犬種の一つです。
盲導犬・介助犬として活躍している姿に馴染みのある方も多いのではないでしょうか。
ラブラドールレトリーバーはイギリス原産で、
その昔、ヨーロッパ漁船に乗ってカナダのラブラドール半島に渡った犬が
祖先と考えられています。
また、この頃、水猟犬として働いていたラブラドールですが、
ハンターが撃ち落とした鳥を回収(Retrieve:レトリーブ)していたことから、
この名前が付けられたようです。
ラブラドールレトリーバーは大変温厚で人懐っこく、
その優しさといえば、決して番犬には向かない程の物だといわれています。
番犬としては不向きなこの性格ですが、
反面、そこが家庭犬として大変魅力的な部分になります。
ラブラドールは、高い訓練能力と優れた嗅覚を持つ事から、
先に述べた盲導犬、介助犬の他に、麻薬捜査犬、災害救助犬、爆弾探知犬、
セラピー犬などとしても活躍し、社会へ貢献しています。
盲導犬として首位の座を獲得した犬種です。
原産地のイギリスでは、1903年の認定以来、ラブラドールの人気は衰える事を知らず、
ここ数年間は登録頭数で常に1位をキープしています。
アメリカでは1917年に認定され、
以来2位の犬種に圧倒的な差をつけて首位を堅持しています。
日本では輸入当初、身勝手な人間達によって、
詐欺事件の手段として使われてしまったため、
世間一般からの印象が悪くなるという災難にあいます。
しかしその後、ラブラドールの本来の魅力が知れ渡ることで、
人気犬種の仲間入りを果たします。
俳優の木村拓哉さんがラブラドール愛犬家である事も、
注目を集めるきっかけとなったようです。
ラブラドールは家庭犬のみならず、
幅広い分野で活躍するマルチな才能を持った犬種なのです。
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チワワ
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◎ 種 類
アメリカでは、異なった系統の2種類のラブラドールレトリーバーが存在します。
・フィールドタイプ
ハンティングやアジリティー競技の技術向上を考えられて繁殖されたタイプ。
活発な性格。
ショータイプに比べてスリムな体型。
・ショータイプ
ドッグショーに出る事を目的として、
体型や気質を中心に考えられて繁殖されたタイプ。
温和な性格。
盲導犬、介助犬などもこのタイプ。
◎被毛
柔らかい下毛(アンダーコート)と固めの上毛(オーバーコート)の
2層構造(ダブルコート)です。
光沢のある毛が密生しており、下毛は撥水性があります。
◎毛色 *JKCサイトから抜粋
全体的にブラックあるいはイエロー、レバー/チョコレートである。
イエローは明るいクリーム色からレッド・フォックスまである。
胸にある小さなホワイトの斑は許容される。
*ラブラドールとゴールデンレトリーバーは外観的に似ているところが多く、
イエローラブは、時々ゴールデンと間違えられる事がありますが、両犬は別犬種です。
ラブラドールの場合のイエローとは、
白に近い物からキツネ色まで幅広く認められています。
時々聞かれる「ゴールデンラブ」とは、ラブラドールとゴールデンの雑種です。
◎サイズ *JKCサイトから抜粋
理想体高 牡:56〜57cm 牝54〜56cm
シーズー
柴犬
フレンチブルドッグ
コーギー
パピヨン
ラブラドールレトリーバーは、その外観からわかるように、大変穏やかな犬種です。
陽気で活発、社交性があり、誰とでも仲良くなれる友好的な性格の持ち主でもあります。
そのため、他の動物や小さいお子様がいる家庭でも問題なく飼う事ができます。
また献身的な性格で、人を喜ばせる事が大好きなサービス精神旺盛な面もあります。
盲導犬・警察犬として活躍しているほどですから、
大変聡明で、理解力があり、訓練性も優れています。
服従性も抜群ですので、しつけがしやすい犬種と言えるでしょう。
反抗性・攻撃性が低く、無駄吠えもほとんど無いため、
女性や子どもにも安心して扱える犬種ですので、
家庭犬の理想といっても過言ではありません。
ただ、その穏やかで友好的な性格のために、番犬には不向きな性格です。
時に警戒して吠える事はあっても、攻撃性はなく、
また突然の事にも冷静に対処できる落ち着いた性格ですので、
そういったところが番犬には向かない理由です。
反面、それほど気立てが良く優しい性格だという事ができます。
ラブラドールレトリーバーは人が大好きです。
一緒にドッグスポーツを楽しみながらコミュニケーションをとりたい方や、
常に共に行動したいと思う方のパートナーとして最適な犬種でしょう。
ミニチュアシュナウザー
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ラブラドールレトリーバーのルーツについては諸説ありますが、
一説には、16世紀頃、イギリスからヨーロッパ漁船に同乗し、
名前の由来にもなっているカナダのラブラドール半島に
渡った犬が祖先と考えられています。
その後、19世紀になってイギリスに逆輸入され、
ニューファンドランド島でセント・ジョンズ・ウォーター・ドッグと
他のニューファンドランド犬との交配・改良が重ねられ、
大変優秀なガンドッグとして生まれ変わります。
ニューファンドランド犬と区別するために
「スモール・ウォーター・ドッグ」と名づけられました。
スモール・ウォーター・ドッグの密生した短毛は、水中での作業に最適な毛質でした。
また、極めて泳ぎが達者であった事から、
水辺でハンターが撃ち落す鳥の回収犬として大変活躍していたといわれます。
このことから、スモール・ウォーター・ドッグは、
その後も毛質を保全しながらの改良が続けられたそうです。
このスモール・ウォーター・ドッグを、イギリスの貴族達がカナダの商人から買い上げ、
現在のラブラドールレトリーバーのスタイルに改良されたようです。
19世紀になって、カナダが犬に対する高額の税制を課した事や、
イギリスの検疫制度強化により、カナダからの犬の輸入がストップします。
その結果、ラブラドールはイギリスで
犬種としての独自性を固定されていくことになるのです。
この間、他のレトリバー種との交配が盛んに行われましたが、
この犬種本来の特徴を維持する2頭のみを正統とし、
イギリスの犬種標準として保護されました。
頑固な性格だったといわれるラブラドールレトリーバーですが、
改良が重ねられるに従い、従順性と訓練性に優れた性格へと変化していきます。
それにより、警察犬や運搬犬、盲導犬としての活躍が目覚しい犬種となりました。
本国イギリスでは1903年、アメリカでは1917年に認定され、
ここ数年来は、両国で常にトップをキープするほど、不動の人気を誇っています。
このように、世界各地で人気犬種トップクラスのラブラドールですが、
実は輸入当初の日本での人気はかなり下火でした。
1960年代になって輸入されるようになりましたが、
災難な事に、このラブラドールにいち早く目をつけた畜犬団体が、
ラブラドールを巡って詐欺事件を起こしたのです。
こうした人間の身勝手な行為により、世間のラブラドールに対する印象が悪くなり、
ラブラドールを扱う業者が激減したばかりか、
この経緯を知った原産地のイギリスの怒りを買ってしまった事で、
イギリスからの輸入がほとんどストップしてしまうという
最悪な状態になってしまいます。
その頃、大型犬ブームとしてゴールデンレトリーバーが大変な人気を博していた時代で、
ペット業界ではゴールデンの次はラブラドールであろうという推測が広がります。
これを受けて、業者達はこぞってイギリスではなくアメリカに買い付けに走り、
日本人向けに比較的小柄なラブラドールを輸入し始めるようになります。
現在の日本で、アメリカタイプのラブラドールが主流になっている背景には
こうした経緯があったからなのです。
現在は、日本の家庭事情から小型犬人気には及びませんが、
優しくて利口な大型犬として、安定した人気を誇っています。
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